2011年 06月 21日
W杯に向けて
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初のメダルへ なでしこ咲く
速さと組織力 世界4位の実力
W杯が目前に迫ってきた。佐々木監督は「今回はメダルを目指す。4位だった北京五輪以上のものが出せると思う」と手応えを口にする。日本代表は素早いパス回しと緊密な連係が強み。体格で勝り,パワーで圧倒しようとする強豪国に対し,スピードと組織力で勝負を挑む。システムはオーソドックスな4-4-2を採用する。
チームの顔触れは多彩だ。5大会連続出場となる主将のMF澤を中心に08年の北京五輪,昨年のアジア大会で活躍したFW大野,MF宮間も健在。また,2トップには,ドイツの1部リーグでプレーする永里と安藤を据える。男子と同じく海外で活躍する選手を主力にしているのも,今回の特徴の一つとなっている。
1次リーグB組で27日に世界ランキング24位のニュージーランド,7月1日に同22位のメキシコ,5日に同10位のイングランドと戦う。格下だが澤主将は「ニュージーランドは(体が)強くて大きい。メキシコは高地で鍛えられてスタミナが豊富。イングランドはスピード,高さ,テクニックがある。厳しい戦いになる」と気を引き締める。
日本女子代表が初めて編成されて今年で30年になる。日本のW杯最高成績は1995年のベスト8。メダル獲得の期待を背負い,21日にドイツへ出発する。
<サッカー女子W杯>
1991年の中国大会で第1回が開催され,今回で6回目。3回目までは世界選手権と称された。国際サッカー連盟(FIFA)が主催し,男子同様,4年に一度行われる。日本はこれまで5度出場しており,ベスト8だった95年のスウェーデン大会以外は,1次リーグで敗退している。出場は16チーム。4組に分かれて1次リーグを行い,上位2チームが決勝トーナメントに進む。優勝候補には世界ランキング1位の米国,地元開催で3度目の優勝を狙うドイツなどが挙げられる。大会は6月26日から7月17日まで。
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by kunoichilove
| 2011-06-21 15:19
| サッカー/フットサル