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なでしこリーグ改革(2009-2013)について

なでしこリーグのオフィシャルガイドブックの最後の方に「なでしこリーグ改革(2009-2013)について」の掲載があります。(2010年のガイドブックから掲載)

そのなかの「5か年計画」の2013~には,全加盟チームの法人化,トップリーグの全試合有料化 など と掲載されています。(2013年からはトップチームを12チームで行うことも書かれています)

試合の有料化については,かなり以前に一度有料化をした時期があったように思うのですが,1年か2年で無料化に戻ったと思います。有料化試合を運営していくのは,なかなか難しいのではないかと思います。

2010年のシーズンを振り返ってみますと,なでしこリーグ90試合中,有料試合は22試合(約24%)でした。

各チームのホームゲームにおける有料試合の数は,

浦和:9試合の全試合を有料試合
新潟:6試合を有料試合
ジェフ:2試合を有料試合
湯郷:2試合を有料試合
INAC:2試合を有料試合
ベレーザ:1試合を有料試合

マリーゼ・福岡・狭山・IFCくノ一は有料試合はなし。

2011年のシーズンを見てみますと,なでしこリーグ72試合中,有料試合は25試合(約35%:90試合で見れば約28%)になっています。

各チームのホームゲームにおける有料試合の数は,

浦和:8試合のなかの6試合を有料試合
新潟:6試合を有料試合
ジェフ:2試合を有料試合
湯郷:6試合を有料試合
INAC:4試合を有料試合
福岡:1試合を有料試合

ベレーザ・狭山・IFCくノ一は有料試合はなし。

浦和・新潟・ジェフは,Jリーグでの運営ノウハウを参考に,準備が行える気がしますし,ベレーザもかつての東京ヴェルディでの運営ノウハウを参考に出来るのではないかと思います。

今シーズンの有料試合を実施しているチームのなかの地域密着型チームである「岡山湯郷Belle」さんに,全試合を有料にしないのが気になって,有料試合の事についてお尋ねしてみました。

シーズン中のお忙しい中,大変丁寧な回答(対応)を頂きました。
本当にありがとうございました。


2013年からの全試合有料化に向けて,2010年から準備を始め,今季は試合数を増やし,試行錯誤の中から運営ノウハウを積み上げていっておられる様です。

全試合8試合を有料試合にされなかったのは,地域(地元)密着型のチームとして,ホームの開幕試合と最終試合は無料で実施し,それ以外の6試合を有料試合にされたとの事でした。


有料試合を行うには,準備が大変だと思います。試合会場面の問題・運営ノウハウ・スタッフの問題・採算面の問題等,様々な検討が必要な気がします。

例えば,試合会場で考えると,運動公園施設内といったような会場は,公共施設的意味合いもある事から,回りから見えやすい傾向があるのではないかと思います。有料試合ともなれば,有料で見に来られた観客の方々との区別をするためにも,回りから無料(タダ)で見られないような工夫や,いわゆる顔パスを許さない対応などが必要になります。
そう言ったことに対する運営ノウハウ・スタッフがこれまで以上に必要になってきます。

料金においても,前売りと当日券の違いを除けば,各試合ほぼ同じ設定料金のようですが,試合会場の使用料や観客動員数によっては,同じ設定料金で運営していけるのか,採算面ではどうなるのか等の問題が出てくるような気がします。

なによりも,プロ選手・プロチームなら勿論ですが,アマチュアであっても,有料試合に値する試合内容を見せられるかが重要です!

あらゆる面で,トップリーグのチーム・選手・スタッフでいるということは,とても大変な事だと思います。
by kunoichilove | 2011-06-27 08:48 | なでしこ/チャレンジリーグ

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