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読売新聞 SOCCER ウイークリー 記事より(2)

毎週火曜日掲載の読売新聞:SOCCERウイークリーの第3火曜日は「なでしこが挑む」です。
9/20付け読売新聞スポーツ欄掲載記事:SOCCERウイークリーより(抜粋)

なでしこの組織力絶賛

FIFA W杯技術報告書発表

 なでしこが女子サッカーの質を押し上げた-。国際サッカー連盟(FIFA)は今夏に行われた女子W杯ドイツ大会の技術報告書をまとめ,このほど公式サイトで発表した。日本女子代表(なでしこジャパン)が初優勝を飾った大会を,ブラッター会長も巻頭言で「あらゆる指標が驚くべき向上を示す,過去最高の大会となった」と表現した。

 特筆されたのは,日本と,4強入りしたフランスが示した,ボールを保持し続けて主導権を握る近代的なプレースタイル。「潮流」の章では,①DFラインも含めた攻撃の組み立てのレベルアップ②相手がプレーを予測できない個人と組織の質③前線の選手の素早い動きだしと,そこに供給される完璧なパス-と長所が列挙され,「次回2015年大会を目指す国に基準を示した」と記された。

 「技術戦術分析」の章では日本について,選手がポジションを頻繁に入れ替わりながらバランスを保つ組織力の高さを高評価。「全てのボールタッチや,動くかとどまるかのあらゆる決断が,チームワークという共通の目的と関連づけられていた」と絶賛された。

 選手個人への言及は少ないが,日本の主将で大会最優秀選手,得点王(5点)となった澤穂希選手について「相手を手詰まりにさせつつも,攻撃を自由にサポートしてゴール前でも脅威を示した。今大会のMFの好例」とされた。

 1試合平均得点が過去最少の約2.7点。米国やドイツなど伝統的な強豪国とそれ以外の差が縮まり,女子全体の向上が顕著な大会と位置づけられた。

 それに伴い,監督の役割もより重要になったとされ,「開幕前から研究を重ねていたのが明らかで,次戦に向けた十分な準備や戦略が準々決勝以降に報われた」と,日本の佐々木則夫監督の手腕も高く評価された。

 報告書は,英語やドイツ語などFIFA公用4か国語で書かれており,全165ページ。決勝の米国戦でのFW永里優希選手が表紙を飾っている。
by kunoichilove | 2011-09-20 09:36 | サッカー/フットサル

『忍(SHINOBI)』

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