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10/2の湯郷戦

ホームゲームでの硬さが感じられる事が多いIFCくノ一のこの日の立ち上がりからの動きは良かったように思えました。湯郷も前回の美作での試合では,宮間選手にW杯の疲れがあったのか,運動量も少なく,前線への上がりやパスの頻度も少なかったのに比べると,五輪予選の疲れもなく本来の動きを取り戻している印象を受けました。

湯郷の宮間選手からの仕掛けに対して上手く対応できていたIFCくノ一に待望の先取点が,乃一選手の2試合連続のゴールで13分に決まりました。その後の一進一退のなかで,スルーパスに抜け出した相手選手へのボールに飛び込んだGK小林選手がペナルティエリア内でファールを取られ(イエローカードは出ませんでした),PKを宮間選手に決められて18分に同点となりました。その後も,宮本選手・乃一選手を中心に攻めるくノ一と宮間選手を中心に攻める湯郷とで双方がフィニッシュの精度を欠いて進んでいた後に,ゴール前での混戦から宮間選手に冷静にゴールを33分に決められ逆転されました。

追いつくべく攻め立てようとしたくノ一ですが,少し焦りがあるのかパスが正確に繋がらない事が多く,湯郷に攻め立てられたなかで,ペナルティエリア内で乃一選手がファールを取られて(イエローカードは出ませんでした)またも宮間選手に36分にPKを決められて2点ビハインドで前半を終わりました。

2本目のPKとなった乃一選手のファールは遠目からでは何がファールか判りませんでした。

後半の頭から今季初先発だった武田選手に代えて前節に今季の初出場・初先発を果たした松長佳恵選手が入りました。最近の練習やTRMで好調な印象を受けていた松長佳恵選手が積極的な動きを見せて何度か攻め立てますが,相手GKの巧守もありゴールを割ることが出来ません。

そうこうしているうちに終盤の85分にFKを宮間選手に決められて3点差になってしまいました。

その後も動きに疲れは見えましたが,この日のくノ一には攻める意識が十分に見て取れた気がします。ロスタイムに入る前には相手ファールによりPKを得たのですが,キッカーの選択で迷いが出たのが災いしたのか,相手キーパーに止められてしまい「万事休すか!」と思ってしまいましたが,ロスタイムに入った1分後に松長佳恵選手の混戦の中から放ったシュートが決まり2点目を上げて試合が終了しました。

湯郷の4点は総て宮間選手の得点ですが,勝ち越し点の2点目以外は,セットプレーによるもので,その3点も内2点はPKです。最後のFKについては,「なでしこジャパン」でキッカーを任される宮間選手の実力と言って良いと思いますが,それ以外は防ぐことが出来た失点だけに残念でした。

試合終盤に乃一選手に出されたイエローカードを含め,くノ一に肩入れして見ているからかも知れませんが,私には主審の判定には終始「?」でした。主審の方は,B級コーチ資格も持ち,ユニバーシアード大会でも笛を吹くような国際審判ライセンスを持たれた方なのですが,判定には納得のいかない試合でした。

試合終了後の後座試合が始まるまでの間に前節のベレーザ戦でリーグ通算100試合出場を達成したGK小林舞子選手の達成記念セレモニーがありました。試合が終わってから少し時間が過ぎていましたので,今季ホームゲームの最高入場者数だった1,550人だった観客の方々がかなり少なくなってしまっていたのが残念でした。

後座試合の全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会・三重県予選の試合が始まった後も,湯郷サイドには長蛇の行列が残っていて,午後4時少し前のチームが帰る時間になるまで,宮間選手がサイン等のファンサービスに応えてくれていたようでした。

この日には,オフィシャルパートナーの会社からの支援による「伊賀FCくノ一応援Tシャツ」が新たに販売(会員価格千円)され,多くの方々が購入されていました。今後,伊賀FCくノ一側のスタンドはこれからの紅葉の季節とは逆に,緑色に染まっていくことになると思います。
by kunoichilove | 2011-10-03 14:46 | 観戦後記(休止中)

『忍(SHINOBI)』

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